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己書10000枚達成までに目指したこと。力強さ。スピード。長文。



筆文字を始めた頃。

最初の筆文字の師匠。
下やんこと、下川浩二さんに書き下ろしをお願いしたことがある。
基本、下やんは書き下ろしでは料金をとらない。

その時、下やんは、さーさーさーのーさ〜と、ものすごいスピードで書かれた。
周りのみんなもびっくりしていたが、筆文字って、こんなに早く書くのか‼️
と、ただただ驚いた。

最初のちょっとした勘違いは、この辺りからだったが、だからといって特に問題はない。
最初から、憧れて目標にしていたことがある。

それは、筆文字の、

スピード。
力強さ。
長文。

以上の3つだった。

とにかく早く書けるようになりたかった。
とにかく力強い筆文字を書けるようになりたかった。
とにかく長文が書けるようになりたかった。

その頃は筆文字を書くなら誰もが、そうなるものだと思っていた。

私のその頃の筆文字は話にならないくらいひどいものだった。
今でも大して変わらないか‼️

普通、筆文字を書く時は、A4サイズのコピー用紙に書いて練習するのだが、
そこにほんの20文字くらいの格言も書けなかった。
なので、もう1枚コピー用紙をテープで継ぎ足して書いたりしていた。
ほとんどサイテー❗️

筆ペンにしてもそうだ。
その時は呉竹さんの筆ペンを使ってた。
呉竹さんの筆ペンが駄目という訳ではないが、
筆ペンといえば、なんといっても、ぺんてるさんだ。
おそらく筆文字をやっている人でぺんてるさん以外で書いてる人は、まず、いないだろう‼️
ぺんてるさんの筆ペンは毛先がいちばん柔らかいのでいちばん書きやすい。

色々事情があって、呉竹さんの筆ペンももっとほめたいのだが、現時点ではぺんてるさんだ。

長文を書くにあたっては、ほとんどの方が最初に目指すのが、『斎藤一人さんの仁義』だ‼️
最近は著作権などの関係で、皆さん、あまり書かなくなったかな‼️
フェイスブック上でもあまり見なくなった❗️

筆文字仲間のどこかの誰かが、斎藤一人さんの『仁義』を書いたりすると、
「おっ‼️」
「腕を上げたな‼️」
みたいなノリだった。

仁義をマスターした後、私は、『松下幸之助さんの道』という格言に挑戦していた。
全文で402文字。
スピードと長文と力強さをこの格言で稽古していた。
色紙に何分間で書けるか‼️
墨では時間が縮まらないので、薄墨で書いたりもした。

タイムレコードを計っていた時期があったが、己書10000枚を達成するまでに3回、右腕が動かなくなり、
整形外科の先生にとめられたので、それ以来、あまり無茶はしなくなった。

筆文字に関して、本当に色々分かってきたのは、己書師範になってからだった。
但し、これは私が勝手にわかっていると錯覚しているだけかも知れない‼️

己書の先生方と、書道の先生方と色々とお話をする機会があり、話を聞いていると、
みんながみんな、
早く書くこと。
長文を書くこと。
力強く書くこと。
を、目指しているわけではないということだった。
これはかなりのカルチャーショックだった‼️
特に書道の先生方はゆっくり書くことをお勧めしますという方が多かった。
100%ではない。

この頃、同じような事があった。
私は速読術のフォトリーディングというセミナーを受講したことがある。
12万円くらいする。
読書をする人なら、誰もが早く読むことを目指していると思っていた。
ところが、読書仲間と話していると、
「なんで、早く読む必要があるの‼️」
「本なんて時間をつくって、ゆっくり読めばいいんじゃない‼️」
と、言われた時だった。

この時、私は何事も、いくつかのタイプがあることに気づいた。

遅っ‼️

なんとなくだが、筆文字に関して、大きく4つのタイプに分かれると思う。
ちなみに小さく分けても4つです。

・早く力強く書く。
・早く優しく書く。
・ゆっくり力強く書く。
・ゆっくり優しく書く。

生徒さんに聞かれた時は、「この4つの中から自分に合った書き方で書いて下さい。」

と、お答えしています🙇‍♂️

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