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なんとなく上手にすごく見える、それなりの法則で描いてみよう。



私は己書の師範などと言っているが、はっきり言って、才能も素質もない。
私本人が言っているのだから、間違いない。
だいたい中学生の時、美術の先生に「画家になりたいのですが、どうしたらなれますか⁉️」
という相談をしたら、
「食えないからやめとけ。」
と、言われた程度の腕だ❗️

習字も全く興味なかったので、学校に道具すら持って行かなかったような生徒だった。

その私が己書筆文字講師。
人間生きてみないとわからないものだ‼️

一般社団法人己書道場も、今や師範は1000人を超えた。
私が師範になった頃は想像出来なかった❗️

はっきり言って、私が一生描き続けても、この先生には追いつけないだろうなぁ〜‼️
という先生が己書の中にはゴロゴロいる。

作品を見ても、こんなのどうやって描いてるんだろう⁉️
というような作品がいっぱいある。
風景画に人物画、また、その時々の季節の作品。
だいたい私は季節に疎く、いつ頃どんな花が咲くとかも全く知らない。
写真にしか見えないような作品を描く先生。
オリジナルキャラクターを普通に描く先生。
こういう方たちを天才と呼ぶのだろう。

本部道場も移転し、より大きく、広くなった。
お題も新しい作品がどんどん出来上がってくる。

熱心な先生方は、本部道場に通い、新しいお題や、そこに用いられる技法をマスターしていく。

私もせめて月一くらいは本部道場に通い勉強するべきだが、
名古屋まで往復10時間。
交通費は二万円をこえる。
調子にのって懇親会に参加して盛り上がっていると、いつのまにか10万円くらい使っている。
そう思うと足が遠のく。
なので、さらに差は開く一方だ。
随分くどくて面倒くさい言い訳で申し訳ない。

己書のお題の中には、いくつかベースが出来ているスタンダードな作品がある。



36体地蔵様。



100体地蔵様。

マス取りをして描いていく。
最初見た時は度肝を抜かれたが、今となっては普通かな‼️
という感じ。

腕のある先生方はどんな作品でもこなせるだろうが、正直、私には厳しい。



特に一体物の作品などは、描いた方の腕がそのまま出る。
筆文字に、良い悪いはない。
筆文字に上手も下手もない。
とは言ったところで、己書師範が筆文字も絵も下手でいいわけがないだろう‼️
と、私は勝手に思っている。

そんな中。
腕のない私でも、なんとなく上手に凄く見えるかもしれない法則を発見した。
とは言っても、私が一番最初ではないと思うが‼️

それはこんな感じだ。

キャラクター ⭕️数多く   ❌数少なく

色      ⭕️多く    ❌少なく

大きさ    ❌大きく   ⭕️ 小さく

一つ一つのキャラクターは小さく、数は多く、色も多く。



こんな作品。



こんな作品。

よく見て頂くと分かると思いますが、ひとつひとつのキャラクター自体は、はっきり言ってたいしたものを描いている訳ではなくても、小さなキャラクターがたくさんいると、それだけで可愛く、凄く、上手く見えるような気になるかも‼️

なので、私はこのタイプの作品が多い。
時間はかかるし、目は痛くなるが、時間をかけて丁寧に描いた作品にはそれが滲み出るような気がする。

だが、これからは真面目に名古屋の己書本部道場に通い、どんな作品でも描けるような
己書師範を目指します🙇‍♂️

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