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ロバート・キヨサキさんの金持ち父さん貧乏父さんを読んで不動産投資の勉強。



前職は地元の城崎温泉という所で旅館に勤務していた。

その前は大阪で杭屋。
つまり建物の基礎杭を打つ仕事。
建設業だ。
何十トンもある重機に乗って穴を掘るような仕事。
それに必要な資格もかなり持っているので、そこそこ給料はあった。
その前は内装業。
特に内装屋の時は、ほとんど休みがないほど忙しい会社で、1カ月に1日休みがあればいい方だったが、
結構給料も良かった。
腕で稼いでいわけではなかったが、給料が良ければ特に問題ない。

私は商家の長男だが実家に帰る気はなかった。
ところが、祖母、父、母と順番に病院に入院する時期があり、さすがに心配になり、
大阪を引き上げて帰って来た。

しばらくゆっくりしようと思っていた。
そこは地方の小さな田舎町だ。
「あそこのバカ息子は、いい年こいて何をふらふらしているのだ⁉️」
なんて、言われかねない‼️
なので、何でもいいからテキトーに仕事しようということになった。

両親に聞くと、「地元におかきを作っている大きな会社がある。」
「この辺りでは、その会社がいちばん給料がいいらしい‼️」
と言うので、職業安定所に行って聞いてみたら、今は求人はしていないとの事。
わざわざ電話して聞いてもらったが、答えは一緒だった。

父親は商売は下手で収入も少ないくせにプライドだけは高かった。
世間体をなにより気にする。
なので誰でも知っている有名な会社に勤めてほしいと言う。
だったら自分が勤めろ‼️
と、言いたいが今更無理だろう。

たまたま、妹が城崎温泉の高級旅館に勤務していた。
給料が高級ではない。
お客さんが払う料金が高級なのだ。
だから、「あの旅館に勤務してます。」
と言うと、「あっ、あの高いとこ‼️」
と、言われる。

これまで色々な仕事をしてきたので、ある程度畑違いの仕事でもこなせる自信はあった。
とりあえずテキトーに受けたら採用されたので、「まぁ、やってみるか‼️」
みたいなもんだった。
何のことはない、慢性的な人手不足に加えて、この時は12月だった。
城崎温泉は11月〜3月まで、蟹の時期だ。
この半年間はとんでもなく忙しい。
私は接客、営業の経験もあったので、フロントでもさせてくれるもんだと思っていた。
ところが、高級旅館にフロントといえば花形部署だ。
どこどこのホテルの支配人をやってました。
英語、フランス語、中国語が話せます。
みたいな人が年中面接にやって来るような所だ。
資格はいっぱい持っているといっても、大阪で土方やってたようなおっさんでは候補にもあがらないだろう。

配属は料理サービス部という所になった。
ざっくりいうと配膳係だ。
大阪を引き上げて来る時は建設業も結構暇だったので、いくら城崎温泉の高級旅館といえども暇だろうと思っていたら、
とにかく毎日忙しい。
どこからこんなにお客さんが来るのだろう⁉️
と、思ったくらいだ。

それはそれとして、問題は給料だ‼️
これが問題なければ、まぁいいだろう。

第1回目の給料明細を見た時、「これは何かの景品かな⁉️」
と思い、人事部に聞きに行くと、
「これが1カ月分の給料です。」
と、言われる。
その時は正社員ではなかったが、膝から軟骨が出るくらいのショックを受けた‼️
大阪で仕事してた時の半分もない😝

つづく

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