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鳥取城北高校から大阪経済法科大学へ。新聞奨学生奨学金制度です。



今から30年程前。
鳥取城北高校から大阪経済法科大学へ進学した。
進学といっても、最初から勉強する気など、全くなかった。

本籍は兵庫県豊岡市日高町江原。
当時の私には鳥取が大都会だった。
鳥取県民の皆さんには、申し訳ないが大都会ではなかった。
今でもそうではないと思う。
大阪や神戸から来ていた友達に聞いて、初めて知った。
「えっ‼️ 鳥取って都会じゃないの⁉️」
なんてレベルの田舎者だった。


その田舎者が大阪に行けるのだ。
遊ぶ事しか考えられない😆

ところが、前年の12月頃に推薦で合格を貰ったが、両親は学費がないと当たり前のように言う。
まさか家にそんなお金があるとは思ってなかったが、本当になかった。

じゃあ、どうするわけよ⁉️

父親が何かのパンフレットを出した。
見てみると、産経新聞奨学生制度とかなんとか書いてあったと思う。
提携校が明記されていたが、その中に大阪経済法科大学が入っていたので、これで行ってくれ‼️
ということだ。

申し込みをすれば、その時点でその大学に入学金と前期の授業料を振り込んでくれるという親からすれば
打ち出の小槌のような制度だ。
指定の新聞販売店で業務をこなし、販売店からの給料と別に産経新聞社から奨学金が出る。
授業料などで借り入れをしていれば、奨学金はほとんど返済に充てられる仕組みだ。
ある程度返済してくると、今度は毎年9月に後期の授業料を大学に入金しなければならない。
辞めたらその時点で全額返済だ。

入学金が、確か、¥798000-くらいだったかな‼️
授業料は¥298000-くらい。これを年2回、4月と9月に入金。
給料は販売店によって多少違うが私は6万円くらいだ。
奨学金が¥39000-くらい。
よほど人に言えないようなアルバイトを別でやらないと在学中に完済はまず無理だろう。

なので、元々、経済的に余裕のある学生はほとんど続かない。
年がら年中、ケツに火がついたような状態だ。

とにかく他に選択肢がないのだから仕方ない。
都会への憧れだけで申し込みをした。
新聞配達なら高校の時も少しかじってたので、「まぁ大丈夫だろう。」となめていた。

大学が始まる4月までゆっくり出来ると思っていたら、1月から大阪に出てきてくれと言う。
二日間の研修を終えて指定の販売店に行く事となる。
近鉄沿線の東大阪市永和という所のサンケイ新聞販売店だった。

先輩が4人居て、その一人の引き継ぎだ。
高校の時は、朝5時起きで間にあっていたが、いきなり朝3時半に起こされた。

マジですか〜🥶

配達の前にチラシを束ねて新聞の間に挟んでいくのだが、これだけで30分ほど使ってしまう。
配るのは自転車で380部。
ぶっ飛んでしまう量だ‼️
しかも、朝4時。
はやい‼️
暗い‼️
寒い‼️
多い‼️

えらい所に来てしまった。
いきなり親を恨んだ。
これが4年間続くのか⁉️



この時は、まだ、授業料を払っていく厳しさが自分の中で計算出来ていなかったので、
新聞配達が終わった後、パチンコに行くことしか考えていなかった。
どこまで鈍いのか⁉️

つづく🙇‍♂️

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