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己書ご縁道場。ロケットスタートどころかロケット炎上。自主開催スタート。



身の程知らずと勘違いが災いし、やっと自主開催の己書幸座をやり始めたのは、己書師範になってから、もう半年程たっていた。
ロケットスタートは、どこに行った⁉️
とにかく幸座をしようと、まず場所を探し始める。

遅っ‼️

とにかく場所代が安く教室として分かりやすい所を‼️
多くの己書師範の方々がよくお店。
主に飲食店で幸座をされているが、当時の私にはそんな発想はなかった。

最初の教室は、私が現在在住している兵庫県豊岡市という所。
豊岡駅前のアイティという複合施設だった。
昼13:00〜17:00までだったかな⁉️
それで場所代が、¥2400-。
今みたいに定期開催の仕組みなどつくってなかったので、とにかく予約取れるセミナールームを曜日、時間かまわず予約していった。

フェイスブックでイベント案内を打つが、全く誰も来る気配すらない。
そんな時、あの言葉が聞こえてきた。
近所のおばちゃん、親戚のおばちゃん、母の友達のおばちゃんたちに浴びせられた言葉。

「こんな田舎でそんな事して生徒さんが来るのか⁉️」
「筆文字講師なんて聞いたことがない。そんなので食っていけるのか⁉️」
「いい年こいて会社辞めてそんな道楽始めるのか⁉️」
全くその通りになってる。ぐぅの音も出ない。

なんせ10回幸座をやったら、7回は誰も来ない。
生徒さんが来て頂いた3回の内訳は、1人、2人、4人。
こんな感じだ。
1人の時など、受講料を、2000円頂き、場所代を、2400円払って帰る。
一体、私は何をやっているのだ‼️
一度、やけくそになって、数年ぶりにパチスロを打ちに行ったら、膝から軟骨出るくらい何もでない⁉️
負け犬はドブに突き落とされ、さらに叩かれる。とは、このことだ。

今は幸座開催場所や幸座の様子をフェイスブックなどに投稿しているが、その頃は出来なかった。
生徒さんが誰もいないのだ、そんな事、ザマが悪くて出来る訳がない。
「あいつ、人の講座を主催したら、結構、集客してたけど、いざ、自分の幸座やったら、誰も来てないじゃん。」
なんて言われそうな気がしてた。


ほとんど誰も来ない幸座をお金と時間をかけて開催する。
無駄に無駄を積み重ねて、いったいなんになるのか⁉️
ところが、この世に無駄な事などひとつも無い。
それでも、焦らず、腐らず続けていると、この世は目利き千人。目暗千人。
ちゃんと見てくれている人がいるもんだ。
「私の幸座を主催してくれませんか‼️」
と、頼みもしないのに、どこからともなく、応援してくれる人が現れてくる。

ある日、私は、何を思ったのか、生徒さんが誰も来ていないセミナールームの自撮り写真をフェイスブックに投稿した。
「本日、己書幸座を開催しました。生徒さんは誰も来られませんでしたが、懲りずに、また、開催します。」
こんな内容だったと思う。

当時、私はフェイスブックでイイねの数を増やす要点を知らなかったので、イイねの数はだいたい30〜50くらいだった。
それが、その投稿には100以上のイイねがついた。その頃の私には画期的な数字だった。


コメントもいっぱい頂いた。
「私は遠くて行けないけど、近くに知り合いがいるから、次回はイベント案内下さい。シェアします。」
「地元のラジオ局に友達いるから紹介するね。今度、ゲストに出て宣伝すればいいよ。」
「そこより安い場所知ってるから、今度、一緒に行こう。」
「近くにカルチャーセンターあるから、営業に行ったら‼️ 体験会とかさせてくれると思うよ。」
「まぁ、そんな事もあるわな。俺なんか300人入る会場に5人しか来なかったよ〜。」
「私もそんな時期あったよ、でも、諦めずに頑張ろうね。」
などなど、暖かいコメントを数多く頂いた。
読んでいて、夜中まで涙がとまらなかった。

嘘をついても、すぐバレる。
見栄を張っても続かない。
決して上手くいっていない情けない今の自分を認めたという事にもなるのだろう。

今、振り返ってみると、この日のこの出来事が大きく流れを変えていく。

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