己書(おのれしょ)筆文字幸師の私が筆文字を始めるキッカケになったこと。

今から10年くらい前。
給料のほとんどを、本、各種イベント、セミナー、著名な方の講演会に
注ぎ込んでいた頃。
なぜ⁉️
誰かに、川上さんの、夢、目標って、なんですか⁉️
と、聞かれた時に、答えられなかった。
そういえば、私は、一体、何になりたくて、どこに行きたいのだろう⁉️
答えを求めて、とりあえず資格を取ろう。
調理師、溶接、重機ークレーンやユンボの資格も取ったが、何か違う‼️
自分が一生かけてやりたいものでは、なかった。
当時、私は、某城崎温泉の、某西村屋という、どちらかというと高級旅館に勤めていた。
会社の名刺を出せば、
わ〜〜〜
凄い所にお勤めですね。
悪い気はしない。
そんな時、セミナーや講演会などで、名刺交換する機会が多くなっていった。
今から思えば、随分高額なセミナーも受講した。
不動産投資。 速読。 金継ぎ。 などなど。
全て10万円以上する。
そんな中、既に、筆文字をされている方々は、数日後、必ずといっていいほど、
筆文字の御葉書を送って来る。
印刷一切無しの、オール手書きの御葉書。
内容は、こんな感じ。
ご縁を頂き、ありがとうございます。感謝🙏
この、ご縁という言葉を初めて聞いた。
まぁ、聞いたことはあったのだろうが、聞こえてこなかったのだろう。
それまで私は、人脈という言葉をよく使っており、こんな言葉があったのか‼️
と、何か不思議な、何か胸の奥が温まるような気分になったのを、今でもよく憶えている。
それからは、人脈という言葉をご縁という言葉に置き換えて使うようになった。
今はなんでも、メールや電話で済ます時代。
それで文句を言う人もいないだろう。
葉書が来たところで、オール印刷のDM 。
そんな時代に味のある手書き文字の御葉書。
大抵の方々は感動すると思う。
だが、私は正直、こう思った。
めんどくさい〜〜〜‼️
あの頃、御葉書を送って下さった方々に怒られますが、感動する前にこう思ってしまった。
なぜか‼️
自分で言うのもなんですが、その頃の私は最高級の律儀者でした。
おそらく今もですが。
今となっては、私は名刺を頂いたら、必ず御葉書を出しますが、そのお返しに御葉書を送って来る方は、100人に1人くらい。それが普通です。たまに、メールかお電話があるくらいです。
特に返事がなくても失礼ではない時代です。
そんな中、私は、御葉書を頂いたら、御葉書を送らないと失礼だ‼️
と、なぜか思ってしまった。
今、振り替えると、既に導かれていたのかも‼️
で、返事の葉書を出そうとしたら、分からないことが、いっぱいあった。
そもそも、葉書って、どこで買うの⁉️
切手は、どこで買うの⁉️
何を書くの⁉️
どんな物で書くの⁉️
鉛筆‼️
ボールペン‼️
万年筆‼️
筆ペン‼️
どこのメーカー‼️
まわりの人に聞いてもわからない、今時、葉書書いて出す人いないもんね。
なので、既にフェイスブックで繋がっていた、筆文字やってそうな方々に聞いてみた。
数ヶ月後、明石で筆文字幸座があるよー、と、教えてくれた。
つづく