絵般若心経。色紙サイズと特大サイズを描いてみようと思ったきっかけ。

己書には、般若心経のお題がいくつかある。
という事は、普通に般若心経のお題を描いても当たり前で、特に目立たない。
特に目立たとうと思って描く訳ではないが、
己書師範と呼ばれる先生方は、今や1000人弱。
それこそ北は北海道から南は沖縄、石垣島まで、海外にも数名。
おそらく、そのほとんどの先生方が般若心経のお題をすらすらと描いてしまう。
そんな中。

ちょっと変わった作品を描かないと、みんな驚かないよな〜‼️
元々、私は変わり者だが、理由はもう一つある。
同じテーマで作品を描く時、何百人、何千人の筆文字に携わる方々が一斉に描くとなると、作品自体が被ってくる可能性がある。
わかりやすいのが、年賀状、暑中見舞い、クリスマスカード、最近ではハロウィンカードなどだ。
また、己書では、器のお題も多く、こちらも、よほど気をつかって描かないと、
「あなた、私のお題、パクってない⁉️」
なんて、言われかねない。
悪気はなく描いてみて、ネット検索かけたら、同じような作品がいくつも出てくるなんて事はザラだ。

(器の作品。奇抜な作品なら、ほぼ被ることはない。)
絵般若心経を描こうと思ったのは、こんなところだ。
ある日、幸座の途中で寄った本屋さんに絵般若心経の手ぬぐいやクリアファイルが置いてあった。
早速買って帰り調べてみると、京都のある企業さんの商品だった。
直接電話して、著作権等の事を聞いてみると、特に問題ないようだ。
よし、一度描いてみようとおもったが、とても描けるとは思えなかった。
初日は色紙と睨めっこして終わり。
自分が大作かな‼️
と、思う作品を描く時は、いつもこんなパターンだ。
マス割りの線引き。
その寸法取りの計算だけで、かなりの時間がかかった。
だが、描きだしてみると、般若心経は同じ文字が多いので、自分でもびっくりするくらいすすんだ。

(いちばん最初に描いた絵般若心経)
完成後、フェイスブックにアップすると結構な反響を頂いた。
お題として描いてはいなかったが、描きたいという生徒さんが数名おられたので、今では三部制の幸座などで、お題として使用している。
ただ、もう二度と描きたいとは思わなかった。
私が己書師範になって、約6年になる。
おかげさまで、今では、幸座の依頼。展示会の依頼もよく頂くようになる中。
私の展示会といえば、葉書サイズか色紙サイズが定番。
もっと大きな作品はないのですか⁉️
と、聞かれるようになってきた。
そういえば、色々な方々の展示会といえば、かなり大きな作品がある。
写真家の方だったり、彫刻家の方だったり。
よくよく考えたら、大きい作品のほうが、かなり目立つ。
先ずは四つ切り画用紙に描いてみたら、大きい分、かなり描きやすい。
今頃、気がついたのか⁉️
遅っ‼️
よく行く文具屋さんで、いちばん大きな額と画用紙を発注してみた。
額に合わすためカットするところから始まる。
大きな机を占領するサイズだ。
マス割りを267マスに割ろうとしたが、算数の苦手な私の頭では計算出来ない‼️
仕方ないので、中心線だけ引いてテキトーにマス割りしたら、いい線いくではないか。
何事もテキトーがいい。

描きだしたが、全然進まない‼️

下書きが終わり、同じ色をガンガン塗っていく。

出来るだけ、表面を汚さないように、コツコツ慎重に塗っていく。

なんとか完成。
5日程かかったかな。

歩いて30秒程の、
但馬信用金庫日高支店さんの常設展示に😁